お盆のメニューは日替わりだった!?
今年は小さなデジカメ持参で盆行をしています。家それぞれの盆飾りがなかなか魅力的で「いいな!」と思ったら許可を頂いてパシャリと写しています。お願いしますと、なぜか恥ずかしそうになされるのですが、ご快諾下さいます。そして話し込み、ついつい時間超過が気味。
昨日も正午の葬儀が請負いながら、午前中、最後の家に入ったのが11時過ぎ。そこでお盆期間中にお供えする御膳の内容が全て違うという話を聞くことが出来ました。全くの初耳…思わず身を乗り出してしまいました。
13日は煮染、14日は素麺、15日は団子といった具合です。家によって違うそうですが、15日はお土産の意味もあって団子だそうです。まるで帰省した我が子を労るようなメニューです。これを見ると、やはり日本仏教の根本は「そこに御座しますが如く」です。気持ちをカタチとして表し、供養の心とする。まず形ありきの美しき姿勢です。
これはつい最近旅立ったお婆ちゃんが娘さんに伝えて下さった話。こんな伝承が各家にあるのです。盆行は確かに苦行なんですが、こういった話に出会うとついつい聞き入ってしまいます。岡山の倉敷、それも中島という地域だけでこれですから、全国には気が遠くなるくらいの「伝え」があるのでしょう。
これって1度でも怠る(絶える)と、その伝承はそこで終わってしまいます。これだけ、新しいモノがどんどん押し寄せて、簡略化されてしまう昨今。動植物だけでなく、民間伝承にも絶滅危惧の恐れは迫っています…などと力説していたら、葬儀に遅刻しそうになりました(汗)